週刊ジャンプの人気漫画「僕らのヒーローアカデミア」のキャラクター「志賀丸太」の名前を巡ってSNS上で大炎上しているようです。
「なんで炎上しているの?」「どこに批判されるところが?」
と疑問に思う方もいらっしゃいるかと思います。
今回は志賀丸太(ヒロアカ)が炎上した理由である歴史的な人体実験についてご紹介します!
目次
志賀丸太(ヒロアカ)のキャラ名が炎上!作者の堀越耕平が韓国人から批判か
週刊少年ジャンプ10号(2月3日発売)『僕のヒーローアカデミア』についてお知らせ
週刊少年ジャンプ編集部 pic.twitter.com/rKzagOJHl0
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) February 3, 2020
志賀丸太という名前が「過去の史実を連想させる」として、名前を変更する事態になっています。
また志賀丸太の中の「丸太」という箇所がピンポイントで批判の対象となっていたようです。
Why the name of that villain should be ‘丸太(Maruta)’? Maruta is the victim of Japanese biochemical experiments during WWII.
なぜそのドクタㅡの名前が<丸太>である必要がありますか? pic.twitter.com/oB0fksGvPV
— DO NOT USE ‘MARUTA’ Horikoshi (@LP_mha) February 2, 2020
【追記】
「志賀」という名前にも「赤痢菌」の新しい菌を見つけた「志賀潔」からとったのではという声もありました。
なぜ志賀丸太ですか、説明してお願いします。志賀、丸太、人体実験、偶然が多いですから(使われた細菌ですけど)、理由を説明したほうがいいと思います。 pic.twitter.com/8x5QcFpdYT
— z-well (@Allis_Weell) February 3, 2020
ページ下にある動画でも解説がありますが「細菌」を使った人体実験も行われていたことから、「志賀 = 細菌 =人体実験」を連想させるものだということなのでしょう。
ただ日本には「志賀」さんは約3万4000人ほどいるようなので、たまたまということは十二分にあるかと思います。(参考:志賀の名字ランキング)
もちろんながらジャンプや作者の堀越耕平さんには、そのような意図はなかったはずなので偶然の出来事だと思われます。
ヒロアカの志賀丸太の名前が炎上してる問題。
俺はこのコマがあったから、丸太って本名にすごい納得してたんじゃけど海外だと表現とか違ったり歴史上のことで受け入れられんみたいね…。(だるま↔︎まるた)
世界的に人気だからこそ、当たってしまった壁なんかなぁ。 pic.twitter.com/bvZsDHel8Y— あま@シクレ無理 (@kh_amaru) February 3, 2020
【志賀丸太 = 氏子達磨】、 【まるた = だるま】
ということで、このコマにあるように「適当に」言葉遊びでつけたのかもしれません。
が、韓国の方を中心として「志賀丸太」のキャラ名に対して猛パッシングがされていました。
志賀丸太が韓国ファンから痛烈批判
왜안올라가는거야#Dont_Use_丸太_Horikoshi#ヒロアカ丸太名前変更しろ
Don’t Use ‘丸太’ Horikoshi
Don’t Use ‘丸太’ Horikoshi
Don’t Use ‘丸太’ Horikoshi
Don’t Use ‘丸太’ Horikoshi pic.twitter.com/HAhe3DCFFX— Don’t Use ‘丸太’ Horikoshi (@GwB2Hv8TPGiFNDO) February 3, 2020
私たちは争おうとするのではありません 私たちが要求するのは#Dont_Use_丸太_Horikoshi
ヴィランの名前の変更と合わせて、短めでも目に見える謝罪のお知らせです#ヒロアカ丸太名前変更しろ
そんな歴史がないとおっしゃるかたを見ました。 ですが明らかに資料とそのことが起きた地域が存在します。— 甘豆 (@Spea_893) February 3, 2020
いったい「丸太(マルタ)」が史実の何を指し、どういった意味で捉えられていたのでしょうか?
志賀丸太(ヒロアカ)炎上は歴史(史実)の人体実験の被害者(被験体)を連想?マルタは隠語だった?
「丸太(マルタ)」が使われていたのは、第二次世界大戦までに遡ります。
日本で研究機関の一つである「731部隊(ななさんいちぶたい)」では、人体実験が行われていました。
そこで人体実験に被験者を「マルタ (丸太)」として、隠語でよんでいたという歴史があるようです。
人体実験の被験者「丸太」として朝鮮人や中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人など様々な人種が対象となっています。
そして「志賀丸太」の名前に「丸太」が含まれていることで、過去の人体実験を連想させるとして炎上してしまっていることが原因になっているようです。
【動画で解説】731部隊の「丸太 (マルタ)」への人体実験
以下の動画で「731部隊」が行った人体実験の内容が漫画で解説されていました。
行われていた実験の内容はあまりにひどすぎる、非人道すぎるものです。
また志賀丸太というキャラクターがドクターも「実験」をしており、人体実験への連想をより強くしたこともあるようです。
ドクターは歴史上では人体実験をする加害者。一方の丸太は被害者。
「志賀丸太 = ドクター = 丸太」
という、加害者であるドクター志賀丸太に「丸太」と命名していることにも、火に油を注ぐ形になってしまったようですね。
丸太の持つイメージが日本人と韓国人でかけ離れている
私はお恥ずかしながら「丸太」が隠語だと知らなかったのですが、海外においては敏感になるところだったかもしれません。
丸太って普通にある名詞ですから、私の感覚では「木の棒」のイメージしかないのでわからずに使ってしまいそうです。^^;
実際に日本と韓国とでGoogleの「丸太」の検索結果が異なっているようです。
僕のヒーローアカデミアの志賀丸太という悪役の名前が731部隊を連想する(被験者をマルタと呼んでいた)として炎上している件。日本人で丸太から731を連想する人は非常に少ないだろうけど、日本における”丸太”と、韓国における”마루타”の言葉のイメージは相当違うようね。
左は日本語、右は韓国語。 pic.twitter.com/70olEoZWsH
— エクレア屠りんご💎お人形になりたい (@Jean_Coc_Teau) February 3, 2020
Googleはユーザーが検索してくる意図に沿って検索で表示される結果が変わる仕組みなっています。
- 日本人の検索する丸太 = 木の棒
- 韓国人が検索する丸太 = 人体実験の被験体の隠語
このようにそれぞれが知りたくて調べている意図をくみ取って変えているので、日本人と韓国人のイメージする「丸太」が異なっていることが検索結果からわかるわけですね。
最後に志賀丸太の炎上をめぐるキャラ名変更にヒロアカファンの感想をご紹介します!
志賀丸太(ヒロアカ)の名前が炎上にネットの反応
説明と改正ありがとうございます。
しかし、作者や編集さんの本来の意図を説明して頂ければ、もっと説得力あると思います。
本意ではないと知り、これからもヒロアカと堀越先生を応援しますが、今回の事件で何万人のファンを深く傷つきましたという事実は変わらないと思います。— 柱 (@magichashira) February 3, 2020
一部の声のでかい迷惑者のせいで災難でしたね
できたらすぐに折れるのではなく、きちんと説明してそのまま変えずにいてほしかったです
名前に込めた意味も伏線もあったでしょうに…
堀越先生と編集部の皆様に良い事がありますように
どうかあまりお気を落とされませんようm(_ _)m— Scarlet Few T (@ScarletFew_T) February 3, 2020
文句言ってる人達の要求が「続きを読みたい」ではなく「謝罪」というところで
騒いでるのがヒロアカのファンじゃないということがよくわかる— Himeshoco (@himeshoco) February 3, 2020
日本で普通名詞として使用されている単語を人物名に使用しただけで、変更の必要はないと思いますが、関係者の方々はお疲れ様です。
— 河の童 (@kawawawara) February 3, 2020
中国とロシアの諜報員による細菌兵器の使用の結果、日本は防衛用の細菌兵器の研究をせざるを得なくなった。
中国人ゲリラやロシア人ゲリラが井戸に細菌兵器を投下する等、日本人やその協力者の外国人に対する細菌兵器攻撃への報復として始まった事実をどうして隠すんだ?
日本人だけは正々堂々と戦って黙って殴られ続けろとでも?
ふざけるな馬鹿野郎が!
そもそも731部隊ばかり批判されるが中国人やロシア人はどうやって細菌兵器を手に入れたんだ?
だいたい米国だって「死刑囚以外に人体実験は行っていない!」と豪語していた癖に最近になって戦後すぐに知的障害者80人以上に細菌感染させる人体実験を行っていたと判明しオバマが謝罪した。
人権国家米国ですらこうだったのだ。
共産主義に毒されて人権意識の低かった当時の中国人やロシア人の事だから731部隊なんか比べ物にならない人体実験を行っていた可能性は高いよな。
狡い共産主義者の事だし永久に闇に葬り去るつもりなんだろうけど。