パラリンピック女子の日本代表として2020年の東京パラリンピックに出場が内定した中西麻耶(なかにしまや)選手が注目されています。
2019年12月1日の「情熱大陸」でも取り上げられ、ますます期待の高まる選手ですね。
義足の美人アスリートとして名を馳せた中西麻耶選手について、
・仕事中の事故とは?
・事故当時の病院での写真
・経歴やパラリンピックでの戦績
・カレンダーで引退の危機
などについてご紹介します!
目次
中西麻耶のプロフィール・経歴やパラリンピックの過去の戦績を紹介!
中西麻耶(なかにしまや)のプロフィール

出典:https://www.instagram.com/
生年月日:1985年6月3日 (34歳 2019年現在)
出身:大分県由布市
身長:158cm
所属:JEB ENTERTAINMENT
記録:日本記録・アジア記録保持者
中西さんの経歴やパラリンピックの戦績を簡単にまとめると・・・
2008年:【北京パラリンピック】 100mで6位入賞、200mで4位入賞
2012年:【ロンドンパラリンピック】 走り幅跳び4位入賞
2016年:【リオデジャネイロパラリンピック】 走り幅跳び4位入賞
2018年:【ジャカルタアジアパラ大会】 走り幅跳び金メダル(1位)
こんな輝かしい成績を持つ中西麻耶さんですが人生を大きく左右する事故にあっていました。
【画像】中西麻耶の仕事で事故とは?当時の病院での写真も
中西さんが事故にあったのは2006年9月のこと。
当時21歳だった中西さんは、「肉体労働はトレーニング」となるとして、親友の父親の会社で鉄骨塗装業に励んでいました。
ソフトテニスの国体の2日後に控えるある日事故は起こりました。
仕事中に鉄骨が倒れ、中西さんの右足に直撃し右足を下敷きにしてしまいました。
鉄骨の重さはなんと5トン。
そんな鉄骨が倒れてきたのだから、衝撃の最大値はかなりのものなったでしょう。
その鉄骨の重さと衝撃で右足が潰れてしまったのでした。
病院に搬送された中西さんは、これからの人生をどう生きて行くかを決める選択に迫られます。
「温存するか」それとも「切断するか」
医師からそう問われた、中西さんの頭の中は「国体に間に合うのか」ということを優先させたのでした。
中西さんが選んだのは「切断」。
通常なら足を接合しつなぎ合わせるという選択を取りそうですが、わずか21歳にして切断を選ぶ勇気は本当に尊敬します。
当然ながら両親からは反発を受けましたが、自分の信じた選択をすることにしたのです。

出典:YouTube
右足を切断する方が「国体に間に合う」という判断をしたわけですが、慣れない義足のまま健常者と戦うのは難しく、リハビリに専念することになります。
義肢装具士・臼井二美男との出会い
リハビリをしながら、新しいトレーニングを模索している中で新しい道として希望を見出したのが「陸上競技」でした。
そんな中で義肢装具士の「臼井二美男」さんと出会い義足を作ってもらうことになります。
臼井二美男さんは陸上以外の義足も作成しており、マタニティ義足やリアルコスメチック義足など、様々な場面で義足を必要としている人たちのためにあった種類の義足を開発しています。

出典:https://www.instagram.com/
多方面での賞を受賞するなど、社会的にもその活動が認められるなど、素晴らしい経歴を持った人なんですね。
そんな臼井さんと2人で二人三脚でパラリンピックに挑むことになるのですが・・・
なんと2008年には100mで6位、200mで4位と、メダルには届きませんでしたが初出場ながら素晴らしい結果を残しています。
そんな中西さんは日本を離れ、アメリカに渡りトレーニングに励み始めました。
そして2012年にはロンドン、2016年にはリオのパラリンピックに出場しています。
こう見るとパラに移行してから順調に見えますが、その裏では引退の危機もあったそうなんです。
【画像】中西麻耶はカレンダーで引退の危機もあった?
アメリカに単身渡った中西さんは、その遠征費を賄うためにもその鍛え抜かれた肉体でセミヌードカレンダーのお仕事をされています。
「鍛えぬかれた体と義足は一体である」というメッセージのもと、カレンダーの出版に踏み込んだわけですが・・
ネットでは強いパッシングを受けたと言います。

出典:YouTube
その影響を受けてしまし、ロンドンでは「惨敗」だったと話しています。
それでも4位なので素晴らしいですが、思うような結果ではなかったということですね。
中西さんは「自分はここにいちゃいけない」と思い悩み、一度は引退表明まで出していました。
そんな中西さんを救ったのが「地元の応援する人たち」だったそう。
一度は引退を表明していた中西さんは、現役を続行することを決意されたんですね。
それから2018年のジャカルタアジアパラ大会、2019年のドバイの世界パラ陸上の、走り幅跳びで見事に優勝を飾っています。
そして次なる目標は2020年の東京パラリンピック。
そんな中西さんの目標は「6m」を飛ぶこと。
中西さんが来年の東京パラリンピックで、いったいどんな活躍を見せてくれるのか目がはなせません!
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