10月12日に台風15号、19号が日本に上陸していましたが、被害のあった茨城県の神栖市では、防災アリーナが避難者の受け入れをしなかったことがニュースになっていますね。
「防災アリーナ」という名前にも反して、市民を受け入れなかったというのは不可解です。
そこで今回は防災アリーナが避難者を受け入れなかった、受け入れ拒否の理由はなぜなのか調査しました!
目次
防災アリーナ(茨城の神栖市)が台風で受け入れなしの概要
まずは防災アリーナが受け入れをしなかったとして、現時点て報じられていることをまとめました。
- 2019年6月にオープン
- 台風15号の時は市民の避難者の受け入れすらなかった
- 災害時には1万人の収容が可能
- 台風15号の時には、鹿嶋市の高校生300人を受け入れていた
- 台風15号の時に入浴施設を無料開放しなかった
- 運営費として毎年3億3千万円以上の税金が投入
- 批判を受け台風19号の上陸の前日には避難所として開放
- 避難所として開放されていたのは、台風がすぎた後の13日午前7時まで
- 神栖市では利根川からの浸水被害が出たのが、13日午後になってから
- 洪水警報が出ていたが、避難所として開放しなかった
と、防災時の対応がずさんであり、対策が取られるのが非常に遅いといった印象があります。
また避難所として使用した人によると・・
- 台風15号の時にはガラスの一部がわれ、軒下の防水シートもめくれ上がっていた
- 台風19号の時に避難者が案内されたのはフロアではなく観客席
- ほとんどの人が通路で寝ていた
- フロアは後から使えるように
- 毛布と乾パンは配布
- 指摘されるまでゴミ箱も用意されなかった
避難所としての対応なのかと、疑問に思うところですね・・・
しかも市役所の方によると、防災施設としての名目ではありながらも、施設の内容としてはほとんごがスポーツ施設とのこと。
防災アリーナ(茨城の神栖市)が台風で市民を拒否や受け入れない理由はなぜ?
防災アリーナがある神栖市の防災安全課からは、
「台風15号の時に、防災アリーナは自主避難所の対象施設ではなかった」と説明されています。
また、台風19号がすぎた後の洪水警報が出ていた際に市からは、
「洪水警報が出た地域はアリーナから遠く、近所で安全な施設を避難所にした」とされています。
これはどう考えてもおかしいですよね。
防災施設として170億円もの事業費をかけて「防災アリーナ」建設されたわけなので、自主避難所に指定されて当然なはず。
市役所の中でも、防災拠点として機能するのか心配されていたことやほとんどがスポーツ施設であること。
また避難された際の対応の悪さを考えると、「防災施設」を名目とした補助金を得るためだったと考えてしまいます。
防災施設という名目にしたほうが補助金が得られやすかったのでしょうが、実際にはほとんどがスポーツ施設。
引用:https://dot.asahi.com
加えて東京の「民間企業」が運営していることもあり、防災に対する専門家が経営していないことや避難の指示を出すための市との連携も遅れるといったこともあるのでしょう。
実際に避難された際の市民の声を聞いてもわかりますが、避難所としての対応・対策が十分に取られていないことは明白ですよね。
実のところは「防災施設」として実際に機能させることを想定していなかったことが、受け入れ態勢を取れなかった原因ではないかと考えています。
170億円もの事業費をかけ、さらに今後15年間の間で50億円(税金から毎年3億3000万円の投入)があるわけなので、本来の「防災施設」としての改善していって欲しいですね。
防災アリーナ(茨城の神栖市)が台風で市民を拒否や受け入れないのはおかしいとツイッターの声
我が家の近くで、市が防災公園を建設しているが、中身は野球場と多目的の広場だけで、避難できるような建物は一切ない。地震目的に作ったのだろうが、地震よりも頻繁に発生する台風のことを一切考えていないところが、バカすぎてうける。
170億円投入した防災アリーナが
肝心の災害時に役立たず??
「防災」掲げてるのに⁉いやいや、あちこちおかしいぞ💦
何のための税金だよ…
(頭抱え案件多数過ぎる…)
防災目的なのにガラス張りとはマヌケすぎ。 津波の想定まですれば、盛り土などでマウンドアップしないと詰む。 ただ、管理を任されている運営会社としては使わずに維持だけしているだけの方が儲かる。
ここにもPFIの悪影響。 日本中こんな施設ばっかり。 なんでもかんでも民間に投げれば良いって事ではない。 低い見積りで議会を通して実際には高額で作り、利権紐付きの民間企業が運営。 自民党スタイル。
引用:https://twitter.com
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